医療事務の資格とは
一生涯活かせる資格として、女性に人気のある医療事務。医療事務の資格は、主にメディカルクラーク(R)と言われる医療事務技能審査試験と、日本で最初にできたとされる医療事務管理士技能認定試験。そして、診療報酬請求に特化した診療報酬請求事務能力認定試験と、マナーや待遇などの受付業務に関する知識を求められる、医療事務認定実務者の4つがあります。
医療事務の資格をなるべく速く取る方法とは
4つの資格からどの資格が良いか決める
医療事務の4つの資格は、それぞれに別の特徴があるため、どの資格が自分に合っているのかをちゃんと見極めて勉強をしましょう。キャリアアップにつながる資格や報酬アップにつながる資格、育休後に復職しやすい資格など個人によって選び方も異なります。個人の就業スタイルや状況に合わせた資格のほうが、取得後も十分に活かせるでしょう。
試験日や申込日、費用などを計算してスケジュールを立てよう
時間が存分にあって勉強がたくさんできるという人もいれば、家事や育児の合間に時間を作って勉強をする人など、勉強スタイルは人それぞれ異なります。そのため試験日や申込日・試験に掛かる費用などは事前に計算をしておいたほうが慌てずに準備ができるでしょう。
テキストとアプリを活かして勉強しよう
医療事務の勉強をするのであれば、テキストや問題集を繰り返し勉強することが大切です。ですが、独学ですと疑問点がうまれたときに解決してくれる人がいません。勉強をする時にアプリも活用すれば、インターネット上で悩み解決ができますのでスムーズに勉強ができるでしょう。
医療事務試験の合格率とは
医療事務試験の合格率は、40~50%と難易度はそれほど高くはありません。試験内容も基本的な知識や技能を試すものとなりますので、ちゃんとテキストや問題集を読んで知識を頭に詰め込んでいれば問題もないでしょう。ですが、診療報酬請求事務能力認定試験は合格率が約20~30%と低くなるようです。
医療事務の資格がある場合とない場合を比較して
未経験可の求人などでは資格があると有利になる
医療事務の資格は国家資格ではありませんので、業務に就くのに絶対資格が必要だというわけではありません。ですが、未経験可と書かれている求人では、資格があるか無いかでは就職率に差が出てくるようです。資格があれば最低限の知識があるとみなされるのが1つのポイントです。
医療事務は就職後に資格を取得する人が多い
今は医療事務の資格を持っていなくても、業務をこなしていくうちに自然と資格取得を目指す人が多いと言われています。ですが、働きながら勉強をするのは思っている以上に大変なことですし、時間が合わなければ試験に行くこともままなりません。あらかじめ資格を持っていれば時間を気にせず、業務に遂行できるのはメリットの1つだと言えるでしょう。
医療事務の給料は他の事務より高い?クリニック勤務、大卒で給料は変わる?
医療事務の給料とは
資格があると有利とされる医療事務は、お給料が高いのではないかと思われがちです。ですが、地域により多少の差はあるものの、平均年収は300万円と言われていますので、一般事務のお給料と殆ど同じくらいであることがわかります。その中でも、大学病院なのか個人のクリニックなのか、高卒なのか大卒なのかによってもお給料に差が出てくるようです。